沖縄本島は「南部・中部・北部」の三つの地域区分に分けることができます。 南部は、那覇を中心に「那覇市・豊見城市・糸満市・南城市・島尻郡(南風原町・与那原町・八重瀬町)」を指し、交通の便が良く、企業や移住者が多い、本島の中でも栄えています。そんな都会的な雰囲気でありながら海はもちろんキレイですし、イベントもたくさん行われているので娯楽にも退屈しません。南部には米軍の空軍基地がないので騒音に悩むことはありませんが、那覇市や豊見城市など空港に近い場所では飛行機の離着陸の騒音に悩まされるかもしれません。中部は「浦添市・宜野湾市・沖縄市・うるま市・北谷町・嘉手納町・中城村・北中城村・西原町・読谷村」を指し、米軍基地が集中しています。アメリカの文化と沖縄の文化がミックスされた街並みは日本とは思えない雰囲気です。多くのお店はアメリカナイズの雰囲気で、家具屋や古着屋などはアメリカからの輸入品を扱っています。北部は「名護市・国頭村・大宜味村・東村・本部町・今帰仁村・恩納村・宜野座村・金武町・伊江村」を指し、「北部こそ沖縄」というくらい本来の沖縄がある場所です。離島とさほど変わらない自然がある反面、沖縄本島の高速道路は中部までしか通っていないので利便性には欠けますが、快適な暮らしや利便性を求めず、本来の沖縄の中で暮らしたいという人にはおすすめです。
首里城琉球王国は、1429年の成立から1879年の崩壊までの約450年間にわたり、日本の南西諸島に存在した王制国家です(琉球王国→1872年に琉球藩に→1879年に沖縄県に)。王国の中心である首里城は、尚巴志(しょうはし)が1429年に沖縄本島を統一する前から居城となっており、琉球王国誕生よりも古い歴史を持っています。小高い丘の上に建ち、曲線を描く城壁で囲まれ、東西約400m、南北約200mの広大な面積を誇ります。首里城は2019年の火災で現在復興中ですが、これまで1453年、1660年、1709年、1945年と4度焼失の憂き目にあっており、今回の火災で被害を受けた建造物はいずれも復元建物です。そのため、首里城は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されていますが、世界遺産となったのは地下の遺構にあたる「首里城跡」であり、復元された建物は構成遺産に含まれていません。
首里城公園・公式サイト
首里城復興モデルコース
沖縄美ら海水族館沖縄本島北部にある「沖縄美ら海水族館」は、広大な海洋博公園にある水族館です。巨大水槽では、ジンベイザメをはじめとする大型のサメやエイ、そして多くの魚たちが回遊し、雄大な光景を見ることができます。館内には、約520種にもおよぶ生き物が展示され、サンゴ礁に囲まれた浅瀬の海から、水深200m以深の深海までを再現した大小77の水槽があります。なかでも、必見なのがジンベエザメやマンタが泳ぐ世界最大級の水槽「黒潮の海」。この巨大水槽はさまざまな角度から見ることができ、正面から眺められる「シャークスタンド」、中層に位置する「美ら海シアター」、半ドーム状の「アクアルーム」など、ビュースポットがいっぱいです。
沖縄美ら海水族館・公式サイト
海洋博公園・公式サイト
斎場御嶽斎場御嶽(せーふぁうたき)は、琉球王朝時代には国家的な祭事が行われてきた沖縄を代表する聖地です。その信仰はその後も絶えることなく続いており、現在でも「聖なる空間」として手厚く守られています。那覇空港から車で約50分。2000年に世界遺産に登録され、国の史跡、沖縄県指定名勝にも指定されています。琉球の創世神話に登場する7御嶽の中で、最も格の高い聖地とされ、国家的な祭事が行われてきた場所です。自然のすべてに耳を傾け感謝が溢れる、そんな五感を呼び覚ませてくれる祈りの場です。観光地としても最近人気急上昇です。巨大な岩が三角形を描く「三庫理(さんぐーい)」は、左側の岩と右側の岩がバランスを取っていることから、「安定の場所」といわれています。沖縄本島の東側は太陽が昇る場所であることから、琉球誕生伝説にまつわる場所が多くあります。また、斎場御嶽周辺は沖縄民族の祖先といわれるアマミキヨが渡来した場所ともいわれています。斎場御嶽に関連する歴史上の人物や場所を知ることで、斎場御嶽をより深く理解することができます。
斎場御嶽のサイト
古宇利島古宇利島(こうりじま)は、沖縄本島北部にある屋我地島(やがじしま)の北に位置し、今帰仁村(なきじんそん)に帰属する有人島です。沖縄一、美しいビーチとの声も名高い古宇利島でおすすめのビーチは、3つあります。①古宇利ビーチ、②ティーヌ浜、③トケイ浜です。古宇利ビーチは、古宇利島を象徴する古宇利大橋を渡った入口の左右に広がるビーチで、 遠浅の海のため、海水浴をするのにはベストなビーチです。また、夜になると満天の星空が鑑賞できることからも人気のビーチです。ティーヌ浜は、古宇利島の北に位置し、『ハートロック』と呼ばれるハート型の岩があります。古宇利島が『恋の島』と呼ばれる所以にもなっています。人気グループ「嵐」の、JAL の先得の CM で撮影された場所としても人気の場所です。トケイ浜は、自然のままの姿が残る、白い砂浜の遠浅の海です。 魚との距離が近く、潜ってすぐに見ることが出来るため、シュノーケルをしたい方にも おすすめです。
面積は長崎のハウステンボス2個分の大きさしかありません。また、外周は約8kmで車で10分程度で周回できる?小さな島です。古宇利島まで行くためには、一度屋我地島まで行き、古宇利大橋を渡るルートになります。
古宇利島のサイト
やんばる野生生物保護センター・ウフギー自然館やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」は、貴重なやんばるの自然について、子供から大人まで楽しく学ぶことができる施設となっています。見学は無料です。展示室は、海から川、そして森へと遡りながら、やんばるの生態系が分かる仕組みになっています。やんばるとは、古くから地元で使われている沖縄県北部地域の総称で、面積の約80%が森林です。人の手がほとんど入っていない自然豊かな地域でもあり、ここ大宜味村(おおぎみそん)には、森の妖精「ぶながや」が棲んでいるといわれています。やんばるを訪れる人々に野生生物保護への理解や関心を深めていただくための普及啓発活動や、ノグチゲラ、ヤンバルクイナなどやんばるの絶滅のおそれのある野生生物の保護増殖事業、 調査研究などを総合的に行うための拠点施設として、平成11年4月にオープンしました。「やんばるの自然が貴重なのはなぜ?」「なぜここだけの生きものがいるの?」などのガイダンスに始まり、やんばるのユニークな自然と生きものの魅力とヒミツを楽しく工夫した展示で紹介しています。
ウフギー自然館のサイト
おきなわワールド沖縄県南城市にある「おきなわワールド」は、年間100万人以上が訪れ、沖縄の歴史・文化・自然を丸ごと体験できるテーマパークです。那覇空港から車で約30分。東洋一とも言われる壮大な景観を誇る鍾乳洞「玉泉洞」があります。玉泉洞は総延長5000mの内、およそ890mが観光洞として開放されています。洞窟へ入って間もなく現れる大空間は「東洋一洞」と呼ばれ、その広さは縦80m、横20m、天井の高さは20mにも及び、そこには大小様々なつらら石の下垂が見られ、壮大な景観をつくっています。また、およそ30万年前から成長を始めたとされるこの洞窟は、その内部の温度が21度、湿度は90パーセント以上と年間を通じて非常に高温多湿な環境となっている他、鍾乳石にはサンゴ礁のはたらきで形成された石灰岩が多く含まれていて、キラキラと輝く美しい石筍を見る事が出来る点も、玉泉洞の大きな特徴の一つです。他にも世界中でここにしかない見所が贅沢に集結。多種多様なイベントやショーが毎日行われ、まさに沖縄の魅力を凝縮した観光スポットです。
おきなわワールドのサイト
ひめゆりの塔ひめゆりの塔は、沖縄戦で看護要員として戦場に動員され、亡くなっていった「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔です。本島南部の糸満市にあり、那覇空港から車で約30分、那覇バスターミナルから約40分の位置です。第二次世界大戦時、国内唯一の地上戦が行われた場所であり、県民だけでなく日本国民にとって大切な場所です。その地上戦を「沖縄戦」と呼び、その中で、那覇から本島南部に撤退する日本軍と、沖縄本島の占領を目指した米軍による、住民を巻き込んだ激戦を「南部戦線」と呼びます。沖縄戦では、県民の4分の1にあたる約15万人前後が犠牲となりました。ひめゆりの塔には、亡くなった従軍看護隊「ひめゆり学徒隊」と職員たち217名が合祀されています。慰霊塔の他にも、最後に自決した場所に建てられた「ひめゆり学徒散華の碑」や、戦争の真実を知ることのできる「平和祈念資料館」があります。また、当時約4000名が収容されていた、かまぼこ型に掘り抜いた横穴「旧海軍司令部壕」が復元され、長さ約450mのうち、300mが復元公開されています。
ひめゆり平和記念資料館・公式サイト
ガンガラーの谷ガンガラーの谷は、数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷で、現在では、鍾乳洞と数多くの熱帯植物が自生する森が一体化しておりとても神秘的です。2万年前の人類「港川人」の居住区である可能性もあり、これまでに世界最古となる約2万3000年前の釣り針が発見されています。沖縄県南部の南城市にあり、那覇空港から車で約30分の位置です。ガンガラーの谷では自然豊かな森の中や洞窟を、専門ガイドと一緒に約1時間20分かけて歩くツアーが開催されています。ツアー出発点の入口には「ケイブカフェ」という洞窟を利用したカフェがあり、こちらは無料で入場、利用が可能です。ツアー終盤には、「ウフシュガジュマル」が見られます。とにかく大きく、言葉を失ってしまうほどの大迫力です。
ガンガラーの谷のサイト
国際通り国際通りは、沖縄一番の繁華街であり、グルメ・お土産・雑貨店などが約1.6kmも立ち並ぶ沖縄観光には欠かせない場所です。那覇空港から車で約15分、バスやモノレールで約20分の位置です。沖縄のお土産はほぼ国際通りに揃っており、ショップや飲食店も多くあり、一日中国際通りで過ごすことができます。国際通り周辺には観光スポットも多数あり、バス・モノレールで気軽に行くことができます。移動時間もさほどかからないので、余った時間でふらっと行けて沖縄を最後まで満喫することができます。
国際通りは毎週日曜日、12時~18時の間「トランジットモール」が開催され、国際通り全てが歩行者天国になります。トランジットモールでは国際通りに面した各店舗が、期間限定のワゴンセールをしたり、オープンカフェなども行っています。
くわしくは、「那覇国際通り商店街」の公式サイトをご覧ください。
那覇国際通り商店街・公式サイト
月-金:09:00~19:00
土日祝:10:00~17:00
〒598-0093大阪府泉南郡田尻町
りんくうポート北5番6