ラーオ人民民主共和国(ラーオじんみんみんしゅきょうわこく)、通称ラオスは、東南アジアに位置する共和制国家。 国土面積は236,800平方㎞。 内陸国であり、北に中華人民共和国、西にミャンマー、東にベトナム、南にカンボジア、タイと国境を接する。 首都はヴィエンチャン。 東南アジアの国では唯一海に面しない。 ラオスの歴史は、中国南西部(現在の雲南省中心)にあったナンチャオ王国(南詔国)の支配領域が南下し、この地に定住者が現れた時代に始まる。 王国滅亡後の1353年に、ラーオ族による統一王朝ラーンサーン王国がファーグム王により建国され、その勢力は現在のタイ北東部やカンボジア北部にまで及んだ。 ラーンサーンとは「100万のゾウ」という意味である。 昔、ゾウは戦の際に戦車のように使われていたため、この国名は国の強大さを示し近隣諸国を警戒させた。